ヤマザキの事業

Investor Relations

事業内容と得意領域

当社ヤマザキは、ユニットメーカーを発祥とするという意味で、日本唯一の機械メーカーです。
主力事業は、工作機械事業と輸送用機器事業の2つで、開発から製造・販売までを一貫して行っています。

工作機械部門の主なお客様は自動車産業です。自動車メーカーの生産の効率化に寄与する多くの製品を提供しておりますが、特にスピンドルユニット、フィードユニットそしてインデックスマシンについては、その仕様ばかりではなく価格においても、お客さまから高い満足をいただいています。また、多品種少量生産にも弾力的に対応できる専用工作機械ユニットも提供し、お客様から好評をいただいています。
これらは、顧客企業の生産現場においてつねに発生する効率化と個別化(カスタマイズ化)という2つの異なる課題に対して、迅速にきめ細かく対応し、生産設備の最適化に貢献しています。

例えば下図は自動車直4シリンダーブロック加工用の機械です。

画像 自動車直4シリンダーブロック加工用の機械

輸送用機器部門では、変速および制御装置部品、エンジン部品などを代表として、30種類以上の部品を製造しています。当社には、輸送用機器の製造を担う専門セクションがあり、ここでは工作機械部門で蓄積したノウハウが十分に活かされています。

例えば下図は、オフロード用のバイクの部品です。

画像 オフロード用のバイクの部品

生産設備の最適化とは

自動車業界をはじめとして、製造業はつねに新たな時代に対応できるよう戦略を練り、それに対応する生産システムの改革を進めています。生産システムの改革には、1.その川上である製品開発を強化する、2.川下である在庫管理を強化する、3.生産設備を業態や製品特徴に合わせて最適化する、という3つの側面が必要です。

こうした改革のなかで、要となるのが3.の「生産設備の最適化」です。最適化とは、異なる選択要素をうまく組み合わせ、目的達成のためにもっとも都合のよい状態を作りだすことですが、生産の現場でつねに求められる課題は、マスプロダクトによる効率化を目指すか、多品種少量生産による高付加価値化を目指すかという、ともすれば矛盾しがちな2つの選択要素です。効率化を目指す場合には、自動化・省人化を高度に追求したシステムが必要となり、高付加価値化を目指す場合には個別ニーズに細かく対応できるフレキシブルなシステムが必要です。

ヤマザキは、マスプロダクトによる効率化に貢献する専用工作機械に加えて、個別ニーズに細かく対応できる汎用性の高いユニットを常に600種類以上整備しております。これらの製品の品揃えを背景に、顧客企業に「生産設備の最適化」を積極的に提案することを基本姿勢としています。

図 生産設備の最適化

強みはなにか

技術力を背景に600種類以上のユニットバリエーションをそろえていることです。

ヤマザキの強みは、まず第1に、その技術力を背景に多品種少量生産に対応できる600種類以上の専用工作機械用ユニットを品揃えしていることです。これにより、顧客企業の生産現場でつねに発生する効率化と個別化(カスタマイズ化)という2つの異なる課題に対して、迅速にきめ細かく対応し、生産システムの最適化の実現に貢献しています。

時代の流れ 消費者の多様化・個性化→顧客企業 効率化を進める一方で多品種少量生産に対応することが必要←当社のサービス 効率化 工作機械 個別化 ユニット 生産システムの最適化のためのソリューション

営業・開発・製造・アフターケアの一貫体制を整えていることです。

ヤマザキの強みの第2は、顧客ニーズに迅速かつきめ細かく対応できる営業・開発・製造・アフターケアの一貫体制と現場力です。テクニカルセンター(写真)では営業を通じてインプットされた顧客ニーズに対応して研究開発と生産の拡充に努めており、製造の各プロセスならびに出荷後のアフターケアにおいても緊密な情報交換がなされています。
この一貫体制と現場力が「短納期」「高いお客様満足度」を実現しています。

テクニカルセンター

1992年9月完成 敷地面積:13,998m2 就業人員:69名

写真 テクニカルセンター

新たな展開

海外事業も積極的に展開しています。

ヤマザキは、東南アジアをビジネスチャンスととらえ、2004年に輸送用機器の製造・販売を目的として、ベトナムに現地法人を設立しました。
ベトナムの自動二輪車産業は発展を続け今後の伸びも期待されています。その製造の一端を担う日本企業の要望は、「最適なものを最適な地で、しかも安く生産する」ということです。従ってお客様が、生産ラインを移転する際に、その構築用の機械ユニットや部品を現地で調達することができれば、その要望を実現することができます。ヤマザキのベトナム現地法人はそのようなお客様に対応しています。
現在ベトナム現地法人では、治工具設計から二輪車部品の製造・販売するにとどまらず、現地技術者の人材育成も推進し、地域に根ざした展開を続けています。

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ベトナム ホーチミン市
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ヤマザキ・テクニカル・ベトナム

新たな分野も開拓中です。

現在の主力事業である工作機械部門と輸送用機器部門に加えて、新しい事業としてヤマザキが期待しているのは、電子事業部門です。その他に、マクロ・ナノバブル技術による浜名湖浄化や風力・太陽光発電など環境関連を中心に新事業を開発中です。

主な新事業分野の製品
  • FA-NET:機械・設備の故障予知から復旧をサポート
  • 電光表示器(メッセージライト):
    設置場所や使用目的に合わせて選べるメッセージ入力表示システム
  • マイクロ・ナノバブル
  • 風力・太陽光発電
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